イノハナブログ

いのはな設計一級建築士事務所によるブログ

小住宅の設計

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構造設計を担当した住宅の躯体検査を行いました。
狭い敷地条件や斜線制限に対応したロフトや吹抜の配置やコンパクトなプランニングは、小さいけれど豊かな空間を、という建築家の思想がよく分かるものです。天井などのフトコロを確保する余裕がないため、勾配のついた構造体が仕上げられてそのまま住宅の勾配天井となります。勾配屋根でいつも悩む水平剛性については、ロフト面に構造用合板を貼ることで確保しています。木造でロフトがあるときは風圧力に対する設計が厳しかったりしますので、構造計算では配慮が必要です。
(写真上:ロフトから 写真下:2階から)