イノハナブログ

いのはな設計一級建築士事務所によるブログ

夏の風物詩

出張の帰りです。with コロナということで移動は最小限としつつも、どうしても出かける必要はあります。ひところに比べれば随分外出されている方は増えていますが、本来ならもっともっとごった返していたでしょう。暑い夏ですが、ひと気のなさと多くの風鈴でいつもより涼しく感じた気がします。

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(写真上下:東京駅の催し)

 

 

竣工した保育園を訪問

先日、竣工した保育園へ行ってきました。
ゆったりとした室内を走り回ったり、建具のアクリルの小窓が遊び道具になったりで、子供たちは園を楽しく使っている様子でした。先生たちにも話を聞き、どのように園が運営されているかもお聞きできました。次の園ではそれらをフィードバックして設計を進めたいと思います。

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(写真:園内の子供たち)

保育園のディテール

集中していた各工事の完了、コロナウィルスによる自粛モード、家族が増えることによる育短・・・いまは落ち着いて仕事をしております。
保育所の設計では、保育士の先生や園児たちが楽しく快適に過ごせることを第一に考え設計しています。やさしさと手作り感、近作3題のディテールの納まりにそれらが現れているかと思います。時間の空いているこういう時期こそ、これらのディテールをまとめておくことも大事です。

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(写真上:建具の窓 写真中:手摺 写真下:腰壁コーナー)

新年のごあいさつ

明けましておめでとうございます。
年明け早々、新規設計業務の行政確認のため、木更津(千葉)へ行きました。以前の勤務先が近くにあったので、なんか、懐かしく感じました。千葉の夕日は美しく、富士見という場所から富士山が見えたので思わず撮影しました。今年もがんばります。

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(写真:港町から見る富士)

民家風住宅の改修

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民家風の住宅を改修させてもらっています。
前面の庭に面する広縁がバッファになって、奥の座敷にやわらかな日差しが注がれています。座敷はジュラク壁、木彫りの欄間や襖絵で仕上げられており、今ではできない意匠が随所にあります。これらを活かしつつ、現代の快適性を加えながら改修を進めています。
(写真:改修中の内観)

都市の保育園

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内装デザインを担当した保育所が完成しました。都市部にある保育所なので、室内で少しでも自然を感じられるよう木材を仕上に用いました。対照的に、建具にはビビッドなカラーを用いて色を楽しめるようにしました。保育所では、素材と色のデザインで園児の感性を養うことができるインテリアを心がけています。

http://www.enoughana.com/homepage/21works014.html

(写真:保育所内観)

小住宅の設計

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構造設計を担当した住宅の躯体検査を行いました。
狭い敷地条件や斜線制限に対応したロフトや吹抜の配置やコンパクトなプランニングは、小さいけれど豊かな空間を、という建築家の思想がよく分かるものです。天井などのフトコロを確保する余裕がないため、勾配のついた構造体が仕上げられてそのまま住宅の勾配天井となります。勾配屋根でいつも悩む水平剛性については、ロフト面に構造用合板を貼ることで確保しています。木造でロフトがあるときは風圧力に対する設計が厳しかったりしますので、構造計算では配慮が必要です。
(写真上:ロフトから 写真下:2階から)